東京睡眠医学センターについて

沿革

平成元年 有限会社レム 設立
平成17年 東京睡眠医学センター構想
http://www.sleepmedicine-tokyo.com
平成17年 スリープクリニック調布 開院
(平成24年移転 3床の有床診療所)
平成18年 医療法人社団快眠会 設立
(平成24年改名 医療法人社団スリープクリニック)
平成19年 スリープクリニック銀座 開院 (平成24年移転)
平成20年 医療法人社団快眠会事務所 開設
平成21年 スリープクリニック青山 開院
平成22年 スリープスタジオ青山 開設
平成24年  株式会社レムメディカルサプライ 設立
平成24年 株式会社レムスリーププロダクツ 設立
平成26年 スリープショップ調布 開設
平成26年 スリープショップ銀座 開設
平成27年 歯科診療 (ソムノデント専門) 開始
平成27年 キッズすいみんクリニック 開設
(スリープクリニック銀座内)
平成27年 東京睡眠医学センター 開設
平成27年 キッズステーション銀座 開設
平成27年 睡眠検診事業 開始

東京睡眠医学センター 開設にあたって

虎の門病院睡眠呼吸器科 成井浩司 Koji Narui, MD

はじめに

睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome; SAS)は日中の強い眠気から交通事故を引き起こす病気として,今や世間に広く知られる病気となりました。

最近、SASと循環器疾患との関連が明らかになるにつれ,SASが高血圧,不整脈、狭心症、心筋梗塞、心不全,脳卒中などの心血管病に繋がるものとして認識されるようになり,病気の予防においてもSASの治療が注目されるようになっています。

循環器疾患に合併するSASには、基礎心疾患の違いによりばらつきがあるものの、SASが50%を越える頻度で見られると考えられています。SASを合併する循環器疾患では、持続陽圧呼吸(continuous positive airway pressure; CPAP)療法やマウスピース治療の併用が非常に重要です。

人は毎晩平均7-8時間の睡眠をとります。人生の3分の1は眠っている計算になり,健康のための生活習慣を語る上で,食事や運動といった日中の行動と並んで,よい睡眠をとることを忘れてはなりません。

必要な睡眠時間には個人差がありますが,その量よりも質が大事です。最近、SASは睡眠の質を低下させる病気として認知されるようにもなりました。

1982年私が虎の門病院の内科研修医として勤務し始めた頃は,SASの診断ができても今のようなCPAP療法は日本に存在しなかったため,体重を減らすよう指導したり,耳鼻科的な手術(気管切開など)を行ったりしていました。

虎の門病院で初めてCPAP療法を試みたのは1985年のことですが、当時の器械は大きく,駆動音も大きかったため,継続できる治療としてはなかなか普及しませんでした。

1992年シドニー大学のコリン・サリバン教授のもとで学んだオートCPAPを日本に持ち帰り,1993年頃より虎の門病院ではCPAP療法を行う患者数が徐々に増え始め、1998年には保険適応を取得し,全国の病院で治療が行えるようになり,2002年ごろから交通事故にSASが関与していたことなどが取り上げられ、世間にこの病気が知られるようになりました。

2003年2月にJR三陽新幹線で運転士が居眠りをしていた間,時速270kmで走り続けた後に緊急停止したという事故にも、このSASが関与していたことが大々的に報じられ、この疾患が広く認知されるようになりました。

SASは人種によらず、およそ5〜10%程度に見られると考えられており,女性より男性に多く,高齢になるほど頻度は増えます。しかし、女性は病院を受診する機会が少ないことから診断に至らないことが多いのが実情です。また高齢者は眠気を病気と捉えず病院を受診しないことも多く,治療を受けているのはその一部です。

さらに、日本人は欧米人のような高度の肥満体型は少ないですが,小顎のために痩せ型の体型でも無呼吸を有することがあり,有病率には大差ないと考えられています。

眠気やイビキといった主訴で、虎の門病院に来院したSASの患者に循環器疾患、高血圧症や脂質代謝異常症の合併は半数以上に見られ,糖尿病も18%含まれていました。

冠動脈疾患や脳血管疾患の既往がある人も5%前後含まれていました。また、小児のSAS患者さんでは、いびき、眠気、夜尿症、学業の低下、登校拒否、成長障害などの問題を引き起こしていたにもかかわらず、適切に診断、治療が行われていない子供たちが多くおりました。

小児のSASの治療は、CPAP治療、耳鼻科的治療、歯科による上顎拡大術など、患者さんにあった治療があります。このようにSASの患者さんには、適切な診断、治療があるにもかかわらず、いまだ多くの患者さんに適切な治療が行き届いておりません。

今回、私は遠藤拓郎先生と東京睡眠医学センターを設立し、睡眠にお悩みを持つ方々に、適切な情報提供を行い、その方にあった診断、治療をしていきます。

健康のすべては快眠から始まります。皆様が最適な快眠をお取りいただけるように、私どもは頑張ってまいります。よろしくお願い致します。


成井浩司医師 略歴


◆ 専門
呼吸器病学、睡眠医学 
睡眠時無呼吸症候群を含む睡眠呼吸障害
内科学会認定医、呼吸器病学会専門医、日本睡眠学会睡眠医療認定医師

◆ 職歴
昭和57年3月 東海大学医学部卒業
昭和57年4月 虎の門病院内科研修医
昭和60年4月 東海大学第U内科勤務
昭和63年4月 虎の門病院呼吸器科医員
平成5年 シドニー大学 Colin Sullivan教授に留学
(オートCPAPの共同研究)
平成15年1月 虎の門睡眠呼吸センター開設 (日本初の本格的なセンター)

虎の門病院センター長、呼吸器センター内科医長を兼任
平成21年4月 睡眠呼吸器科 部長

このページの一番上へ戻る